こんにちは、書家の龍和です。
今回は「8月に毛筆理念を注文することの意味とメリット」について、
私なりの視点から綴ってみたいと思います。
企業理念や社是、行動指針などを“毛筆”という形で目に見えるものにする「毛筆理念」。
この取り組みは、単なる社内装飾や書作品の提供にとどまらず、
企業文化の土台を整え、社員の意識を一つにする「仕組みづくり」でもあります。
そして、8月という時期にあえてこの毛筆理念を整えることには、
いくつもの意味とタイミングの妙があるのです。
目次
1.「夏の終わり」は内省と再起動の季節
8月は1年のちょうど折り返しを越え、
ビジネスの現場ではお盆休みをはさむ企業も多いと思います。
この静かな時期にこそ、日々の喧騒から一歩引いて、
「私たちはどんな組織を目指しているのか?」
「理念が現場に活きているだろうか?」と振り返ることができます。
実際、私がこれまでお手伝いしてきた企業様でも、
8月〜9月に理念の可視化や再構築に着手するケースが少なくありません。
2.9月・10月に向けての“仕込み”の好機
多くの企業で、9月〜10月は人事評価の見直しや、
来期の目標設定などが動き出す時期です。
このタイミングに合わせて理念を掲示し直すことで、
経営者・管理職・社員が同じ方向を見る“芯”ができ、
年度後半に向けたスタートダッシュがぐっとスムーズになります。
8月に注文すれば、9月中旬〜10月初旬には完成・設置できるスケジュール。
「新しい期に理念を整えて臨む」その象徴的な動きとして、
毛筆理念の掲示は非常にインパクトがあります。
3.「心に残る書」が夏バテを癒す
夏の暑さでどうしても疲労感が出る8月。
だからこそ、心に響く理念の言葉を、
墨のにじみと静けさを湛えた筆文字で目にすることは、
社員の“内なる温度”を整える効果もあります。
たとえば朝礼時、会議室、エントランスなど、
ふとした瞬間に目に入る「信念のことば」があることで、
無意識のうちに呼吸が整い、自分を律するきっかけになります。
毛筆には、パソコンのフォントや印刷物にはない
“言霊”の力、静かな感情の揺らぎがあります。
それが、8月の空気と重なり合って、しっかりと心に届くのです。
4.実は「予約が取りやすい」狙い目の月
書家としてお応えできる制作スケジュールも、
年末や年度初め(1〜3月)は大変混み合います。
一方、8月は比較的予約に余裕があることも多く、
企業様とじっくりお打ち合わせを重ねながら、
理想の理念制作を進めるのに最適な時期とも言えます。
「思い立ったら早めに動く」のが、結果的に良い作品と出会う近道です。
5.社員や社内文化への“夏の贈り物”として
毛筆理念は、社長や経営者の想いを「かたち」にするものです。
そしてそれは、社員一人ひとりへの贈り物でもあります。
誰かに見せるための理念ではなく、
毎日そこにいる人たちの“行動の芯”になるものとして、
夏の節目にこの「理念の贈り物」を準備してみてはいかがでしょうか。
まとめ:8月にこそ、理念を「書」にする意味がある
私自身、暑い季節に筆をとるときには、
どこか心の奥底に、静かに燃えるような想いが芽生えます。
それはたぶん、どんな企業にも流れている、
「変化の時に立ち返るものをつくりたい」という願いと、
どこかで通じている気がします。
もしこの夏、ふと理念について考える機会があれば、
その思いを、ぜひ毛筆というかたちにしてみてください。
あなたの言葉が、文字になり、空間になり、文化になります。
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