書家 龍和より
九月も深まり、空気に秋の冷たさが混じりはじめました。
自然界が実りを迎えるこの季節、
企業にとってもまた「次の挑戦に備える時期」といえるでしょう。
私は書家として、
これまで数多くの企業理念を毛筆に刻んでまいりました。
理念は経営の根であり、幹であり、枝葉を支える見えない力です。
だからこそ、理念を「言葉」としてだけでなく、
「形」として空間に立てることが、企業の力を引き出すのだと確信しています。
このたび、10月制作分(限定3社)のご予約受付を開始いたしました。
■ なぜ10月に理念を立て直すのか
10月は、多くの企業にとって「下半期の本格的なスタート」の月です。
九月までに仕込んだものを実らせ、年末に向けて挑戦を加速させる。そんな節目のタイミングにあたります。
この時期に理念を毛筆で掲げる意味は、とても大きいのです。
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方向性を明確にする
下半期の行動が散漫にならないよう、理念を「見える軸」として掲げる。 -
社員の心をひとつにする
忙しさの中でも、全員が戻れる「原点の言葉」を用意する。 -
空間にエネルギーを宿す
墨の力、筆の気配を通じて、場そのものを整える。
理念が空間に立つとき、社内の空気は変わります。
それは数字や成果に直接は見えないかもしれませんが、長い時間をかけて確実に企業を支える「土壌」となるのです。
■ 10月にふさわしい言葉
秋本番を迎える10月に、私がよくご提案する言葉があります。
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「挑」 …… 新たな一歩を踏み出す勇気。
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「進」 …… 前へ進み続ける力。
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「磨」 …… 日々を積み重ね、自らを高める。
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「原点」 …… 成果に目を奪われず、初心に立ち返る。
こうした言葉は、秋という季節にふさわしく「深まり」と「挑戦」を表します。
筆によって空間に刻まれるとき、それは単なる言葉ではなく「社員一人ひとりを照らす灯火」となるのです。
■ 制作の流れ
毛筆理念は、経営者様との対話から始まります。
理念文の全文を書き上げる場合もあれば、エッセンスを一文字に凝縮する場合もあります。
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ご相談・ヒアリング(理念文・想いをお伺いします)
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下書き・構成案のご提案
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本制作(墨を摺り、筆を入れ、一点物として仕上げます)
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納品(額装・パネル・データなど用途に応じた形でお渡し)
納品後は、応接室・エントランス・会議室などに掲げていただき、
企業の「顔」としてご活用いただけます。
■ ご予約について
おかげさまで、毛筆理念は毎月多くのお問い合わせをいただいております。
制作にあたっては一点ごとに全身全霊を込めますので、
月にお受けできる数には限りがございます。
10月制作分は、限定3社、先着順のご案内となります。
すでにご検討中の方は、お早めにご相談くださいませ。
■ おわりに
秋は「実り」と「挑戦」が同居する季節です。
だからこそ、この10月に理念を毛筆で掲げることは、
下半期を生き抜くための大きな力となります。
経営者の心にある想いを、社員と共に共有する。
理念を「魂の柱」として空間に立てる。
その役割を、私は筆を通じて果たしたいと願っています。
10月のご予約、お待ちしております。