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一周忌と三回忌の違いがわからない方へ
「一周忌と三回忌って、何が違うのかよくわからない」
そう感じている方は少なくありません。
どちらも故人を偲ぶ大切な法要ですが、
回数の数え方や意味には違いがあります。
まずは、その違いを整理しておきましょう。
一周忌とは(満1年の節目)
一周忌とは、故人が亡くなってからちょうど1年後に行われる法要です。
多くの場合、親族や関係者が集まり、僧侶による読経や焼香を行います。
葬儀後の法要の中でも、特に大切な節目とされています。
三回忌とは(数えで3年目)
三回忌は、亡くなった年を1年目として数えるため、
実際には亡くなってから2年後に行われます。
つまり、
- 一周忌:満1年後
- 三回忌:満2年後(数えで3年)
という違いになります。
なぜ人は「回忌」という節目を持つのか
ここまでが、一般的な説明です。
ですが、本当に大切なのはここからです。
なぜ人は、
これほどまでに「節目」をもうけるのでしょうか。
法要とは、誰のためのものか
法要は「故人のためのもの」と思われがちです。
もちろん、それも一つの側面です。
しかし、もう一つの側面があります。
それは、
残された人のための時間である、ということです。
時間は癒すが、言葉は残る
人は、時間とともに悲しみをやわらげていきます。
日常に戻り、
少しずつ、前に進んでいく。
けれど、
心の奥に残るものがあります。
それが、
言えなかった言葉です。
「あのとき、伝えておけばよかった」
- ありがとう
- ごめんなさい
- 本当は、ずっと思っていたこと
こうした言葉は、
時間では消えません。
むしろ、時間が経つほどに、
静かに重みを増していきます。
法要では、言葉は完結しない
一周忌や三回忌は、確かに区切りになります。
しかし、
関係そのものが終わるわけではありません。
むしろ、
節目のたびに、思い出す。
思い出すたびに、言葉が浮かぶ。
そしてまた、
その言葉は、どこにも行き場がないまま残る。
それでも、人は言葉を残したくなる
人は最期に、
何を思うのでしょうか。
多くの場合、それは「物」ではありません。
お金でも、地位でもない。
誰かに伝えたい言葉です。
最後に
法要は、区切りです。
けれど、
言葉は、区切りでは終わりません。
もしあなたの中に、
まだ誰にも届いていない言葉があるなら。
それは、
今も静かに、あなたの中に在り続けています。
