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~企業にとっての3つのメリットとは~
こんにちは。書家の龍和です。
今日は「企業理念を毛筆で表現することの本質的な価値」についてお伝えします。
デジタル全盛の時代にあって、なぜあえて“筆”なのか?
実はそこに、理念を「ただの言葉」から「生きた文化」へと変える力があります。
これまで数多くの経営者の理念を書いてきた経験から、
毛筆理念がもたらす3つの大きなメリットをご紹介します。
1. 視覚に残る、「体感できる理念」になる
まず一つ目のメリットは、見た瞬間に心に残るということです。
パワーポイントやPDFでは流れてしまう言葉も、
筆で書かれていると“存在感”があります。
たとえば、力強く書かれた「挑戦」や、
しなやかな筆致の「感謝」という文字には、
その言葉が持つエネルギーや空気感が宿るのです。
玄関や会議室に掲げられた理念の書を見た来客から、
「この会社、理念を大切にしているのが伝わりますね」と言われた、
という経営者の方も少なくありません。
社員にとっても、毎日目にすることで自然と意識に染み込んでいく。
まさに“視覚から記憶に残す”アプローチです。
2. 社内の「共通言語」として機能する
二つ目のメリットは、理念が社内に浸透しやすくなるという点です。
理念は言葉として掲げるだけでは、なかなか浸透しません。
「大切だとは思うけど、日常業務とは遠い」
と感じている社員も多いのが現実です。
でも、毛筆で書かれた理念が
朝礼の場や廊下に飾られていたらどうでしょう?
目にする機会が増えることで、自然と社員の心に浸透し、
日常の会話の中にも出てくるようになります。
「この行動って、うちの理念に合ってる?」
という問いかけが、社内に広がっていくのです。
実際にある企業では、理念の書を導入した後、
「社員から理念について意見が出るようになった」
「会議で自然と理念の話が出るようになった」
という変化があったと伺いました。
3. 差別化されたブランドメッセージになる
三つ目のメリットは、
“理念そのもの”が企業のブランディングになるということです。
書というのは、ただの言葉ではなく、“アート”です。
そしてアートには、
「この企業はどんな想いを大切にしているのか」
を感性で伝える力があります。
特に毛筆で表現された理念は、
他社にはない個性と重みをもって、見る人の印象に残ります。
Webサイトや会社案内、動画などにも活用でき、
採用活動や営業のシーンでも「他と違う」印象を残すツールになるのです。
”言葉だけでは伝わらないものを、アートとして届ける。”
それが毛筆理念の持つ力だと、私は実感しています。
おわりに:「理念を、生きたものにする」ために
企業にとって理念とは、“あるだけ”では意味がありません。
社員や顧客、取引先の心に届き、
行動や判断の基準になってこそ、はじめて本当の価値を持ちます。
毛筆という表現は、
その理念に“命”を吹き込む行為だと、
私は考えています。
「なぜこの理念を掲げるのか?」
「どんな想いを社員に伝えたいのか?」
そこにじっくり向き合い、経営者の“魂”を言葉に宿らせる。
理念は、飾るものではなく、体現するもの。
そのために私は今日も、墨と筆を手にとります。
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