こんにちは、書家の龍和です。
六月・・・
梅雨入りとともに空気が湿り、植物が青々と伸びるこの季節。
自然界が静かにエネルギーを蓄えるように、企
業もまた「目に見えない整え」が求められる時期だと、私は感じています。
書家として、これまで多くの企業理念を筆にしてまいりました。
その中で気づいたのは、
六月に理念をご依頼くださる企業様には、共通する“感性”があるということです。
六月は“揺らぎ”の月
春に始まった事業の動きが一巡し、結果が出始める。
社内には小さな歪みや疲れも芽生え、目に見えない「ブレ」が起きやすいのがこの時期です。
とはいえ、それは決して悪いことではありません。
むしろ、六月というのは「見直し、整え直すこと」に最も適した時期。
理念が飾りになっていないか。
社員一人ひとりが、その言葉を“我が事”として感じているか。
立ち止まり、問い直すには絶好の季節です。
なぜ、今「毛筆理念」なのか
経営理念は企業の「軸」です。
ですが、忙しさに追われる日々の中で、
その軸が“文字として見える場所”にあるかどうかで、
現場の動きは大きく変わります。
私が書く毛筆理念は、単なる装飾ではありません。
経営者の覚悟、企業の精神、社員への願いを、一筆に込める「場の中心」です。
毛筆には、パソコン文字では伝わらない「気」があります。
言葉の背後にある想いを、墨のにじみ、筆の動き、余白の間から伝えていく。
だからこそ、言葉が“言霊”として空間に根づいていくのです。
六月におすすめの言葉
この時期、私がご提案するのは、派手なスローガンではなく、静かな“本質”を貫く言葉です。
たとえば、
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「澄」 … 心と行動を、濁りなく進める。
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「磨」 … 日々を丁寧に積み重ね、業を高める。
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「一貫」 … 揺らぎの中でも、芯を貫く。
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「敬天愛人」 … 上を敬い、人を愛すという根本。
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「信」 … 自分と仲間を信じる力。
これらの言葉は、六月の“揺らぎ”に静かに効いてきます。
会社の壁に掲げられることで、社員がふと立ち止まり、自らの在り方を思い出す。
それが理念の真の力ではないでしょうか。
制作について
私、書家 龍和は、企業理念の毛筆化を専門としております。
理念文を全文書くこともあれば、
企業の精神を象徴する一文字や四字熟語に凝縮し、
力強く掲げる形もございます。
お客様としっかり対話を重ね、会社の背景、想い、
未来像までをお伺いし、筆にいたします。
書体は、威厳・柔和・躍動・静謐と、企業風土に応じてご提案可能です。
【対応内容】
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額装またはパネル形式にて納品(店舗や応接室用に最適)
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データ納品(Webサイト・資料等に活用可)
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社員向けのレター付き納品など、オーダー対応可
六月は、理念を「文字として立て直す」最良のタイミング
六月の雨が土を耕し、緑を濃くするように。
理念という言葉も、この時期に「筆で立て直す」ことで、
再び現場に深く根を下ろします。
一枚の書が、社員の背中をそっと押す。
経営者自身の原点を、毎朝思い出させてくれる。
それが毛筆理念の力です。
もし、あなたの会社が今、
「理念が少し霞んで見える」
「想いを、改めて全社に伝えたい」
そう感じられるなら、どうぞ一度、私にお声がけください。
理念に宿る魂を、筆に込めてお届けいたします。